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人間と犬の、同じところと違うところ。検扮浜椶量魍笋髪浜椒丱薀鵐垢旅佑方)
昨日のブログでは、食性、必須栄養素、3大栄養素の人間と犬が同じとことと違うところを述べました。今日は、それを踏まえて、何をどれだけ食べるのか、その考え方を人間の場合と、犬の場合で述べてみます。
●何をどれだけ食べるか。…栄養の役割と栄養バランスの考え方。
 昨日のブログでは、必須栄養素と3大栄養素の考え方を記載していますが、栄養バランスが良い食事を適量摂るにはどうすればよいのかを、人間と犬で同じところと違うところを述べていきます。
/祐屐米本人)の場合
昨日のブログの内容で、概要がわかっても何の栄養素を何グラム食べるかを一般人が計算するのは実際には難しいはずです。日本では、栄養の目的に応じて、3つの食品群、6つの基礎食品群にグループ分けして「栄養バランス」を
とる考え方や、4つの食品群に分ける考え方、さらにわかりやすく主食・主菜・副菜を基本にして食事のバランスをとるなどの考え方があります。
<栄養素の役割で、3つの食品群、6つの基礎食品群のグループ分けする方法>
1つ目の食品群は「体をつくるもとになる栄養素」で、第1群は、体の筋肉・内臓・血液・皮膚・頭髪・やホルモン・免疫抗体・酵素などをつくるアミノ酸スコアが高い「肉、魚、卵、大豆製品(豆腐、納豆)」などで、第2群は、骨や歯をつくるカルシウムが多く第1群を補充する「牛乳・チーズ・ヨーグルト・シラス干し」などになります。
2つ目の食品群は「体の調子を整える栄養素」で、第3群は、主にビタミンやミネラル源になる、色の濃い野菜で「ホウレン草、ニンジン、かぼちゃ、ピーマン」、第4群も、主にビタミンやミネラル源になる、色の薄い野菜と果物で「キャベツ、キューリ、ナス、リンゴ、ミカン」などになります。
3つ目の食品群歯「体を動かすエネルギーになる栄養素」で、第6群は、3大栄養素の中でも、最も分解・吸収が早く、脳や神経のエネルギーにもなる炭水化物源の穀類と芋類で「ご飯、パン、麺類、ジャガイモ」などになります。第6類はエネルギーにもなる脂質で「植物油、バター」などになります。
適量は、80kcalで1点などの基準があるので、各商品ごとに過不足がないようにすることができるようになっています。
<主食・主菜・副菜にわけて、栄養バランスが良い献立にする方法>
主食は、「体を動かすエネルギーになる栄養素」で、「ご飯、パン、麺類」になります。
主菜は、「体をつくるもとになる栄養素」で、「肉、魚、卵、大豆製品」などで、体の筋肉・内臓・血液・皮膚・頭髪・やホルモン・免疫抗体・酵素などをつくるタンパク質源と脂質源になります。
副菜は、「体の調子を整える栄養素」で、「野菜類、海草類、果物」などで、主にビタミンやミネラルや食物繊維源になります。
他・もう1品は、味噌汁やスープ、果物やお菓子などで、水分や栄養補完になります。
適量は、1食あたりで主食で250kcalでご飯150g、主菜は肉なら50〜70g、副菜の野菜は100g以上が目安で、成長期や運動量が多い人は量を増やし、太り気味の人は量を減らします。
犬の場合
犬の場合は、栄養素の役割や目的が曖昧なままに、栄養バランスが語られることが多いので、結果的に栄養バランスが悪いドッグフードや手作り食が多いようです。
犬の場合も、「体をつくる役割をする」栄養素は、体の筋肉・内臓・血液・皮膚・被毛やホルモン・免疫抗体・酵素をつくる「タンパク質と脂質」と、骨や歯をつくる「カルシウム・リン・マグネシウム」です。「体を動かすエネルギーになる」役割をするのは、消化吸収が早く一番に使われる「炭水化物」、次に使われる「脂質」、エネルギーが不足したときに使われる「タンパク質」になります。「体の調子を整える」栄養素のミネラルやビタミンを含めた、栄養素の3つの働きは犬も人間も同じです。
犬が人間と違うのは、「体をつくる栄養素」のタンパク質が人間の4倍必要とされ、骨や歯を作るカルシウムなどが約20倍も必要とされること、「体を動かすエネルギー」になる炭水化物が、人間よりも少ないことがあげられます。
<ドライフードで、栄養素の役割別に適正なバランスになっているフード>
ドライフードでも、「体をつくる役割の栄養素」のタンパク質と脂質、「体を動かすエネルギーになる栄養素」の炭水化物、「体の調子を整える栄養素」のミネラルとビタミンがバランス良く適正になっているフードがあります。
例えば、ナチュラルバランスのウルトラプレミアムドッグフードでは、以下のようになっています。
「体をつくる役割をする栄養素」・・・犬の体の筋肉・内臓・血液・皮膚・被毛やホルモン・免疫抗体・酵素などをつくるタンパク質源に「フレッシュ鶏肉・ラムミール(乾燥肉)・フレッシュダック肉」、
脂質源に「鶏脂肪、キャノーラオイル、サーモンオイル・亜麻仁」。
「体を動かすエネルギーになる栄養素」・・・最も消化吸収が早い炭水化物源として「玄米・オートミール・大麦・ポテト」。
「体の調子を整える栄養素」・・・肉・穀類・イモ類以外のミネラル、ビタミン源として「ニンジン・トマト・ホウレン草・パセリ・クランベリー・ケルプ(海草)」
総摂取エネルギーに占めるPFC比は、タンパク質23%(81kcal)、脂肪31%(113kcal)、炭水化物46%(165kcal)で、タンパク質が人間の約4倍摂取できるバランスになっています。
<ドライフードで、栄養素の役割が不明でバランスが悪いフード>
ドライフードの原材料表示で、原材料が10種類未しかなく、他は栄養添加剤だけのフードが多くあります。
「体をつくる役割の栄養素」・・・タンパク質源が鶏肉副産物や家禽肉など何の肉でどこの部位かわからないもの、動物性脂肪や植物性脂肪などの何の油脂かわからない脂質源。
「体を動かすエネルギーになる栄養素」・・・炭水化物源に、米・トウモロコシ・コーングルテンミール・小麦。
「体の調子を整える栄養素」・・・ビタミンやミネラルは、栄養添加剤。といったものがほとんどです。
原材料の種類が少なく、タンパク質が少なすぎるので、体を支える筋肉が不足したり、内臓壁や血液が薄い、皮膚や被毛が健康に育たない、炭水化物が多すぎて余分な分が脂肪になって体脂肪率が多い生活習慣病になりやすい体になります。
<生食フードなど、肉と骨と野菜で成立しているフード>
生食フードや手作り食では、肉と骨と野菜や果物などの原材料になっています。
「体をつくる栄養素」・・・タンパク質と脂質が肉で骨と歯を作る栄養素が骨
「体を動かすエネルギーになる栄養素」・・・タンパク質と脂質が肉
「体の調子を整える栄養素」・・・ミネラルとビタミンは野菜と果物になっています。
米や麦は炊飯したりパンやパスタで食べるもので、イモ類も焼いたり煮たりして食べるものなので、生では食べれないので、この考え方のフードでは使っていません。従って、肉が「体をつくる」「体を動かす」の2役を兼ねるので、その適正量が重要になります。タンパク質は、炭水化物や脂質と違って、余分な分を体に蓄積できないので多すぎると腎臓に負担をかけたり、動物性脂肪過多になって肥満や生活習慣病になりやすくなります。また、肉が少なすぎると「体をつくる」栄養素が不足して、自分の体の筋肉などを分解してタンパク質に使うようになります。従って、生食フードについては、肉の適量がどれほどなのかを、栄養学的に正しい理論で構築されたものであることがポイントになります。
<手作り食>
犬の手作り食は、人間の栄養学の基礎がわかっている人で、犬と人間の栄養バランスの違いや量の違い、苦手な食材、中毒を起こす食材などがわかっている人が行うべきではないでしょうか。昨日のブログや今日のブログで述べたようなことは、小学生の家庭科で習うような極めて初歩的な内容です。このような基本的な「栄養の役割」が理解できていない人が、手作り食にするのは、メリットよりもデメリットのほうが多くなる可能性があります。

                     ・・・続きます。
author:dogone, category:犬の健康について, 19:36
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