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犬のワクチン接種の基礎知識。・・・犬のワクチネーション・ガイドラインの世界標準。

日本では、犬のワクチン接種は、狂犬病ワクチンは法令で年1回の接種が義務づけられていて、混合ワクチンは任意で飼い主さんの判断になっています。日本における、犬のワクチン接種率は、諸説ありますが、狂犬病で50%以下、混合ワクチンで30%以下といわれています。ワクチンは、接種率が70%を超えないと効果がないといわれているので、危機的な状況とも言われています。

一方で、ワクチン接種後の副反応やその可能性がある体調不良や病気などで、ワクチン接種をどうすれば良いのか悩んでいる飼い主さんも少なくありません。

コアワクチン、ノンコアワクチンなど、ワクチンの規定について知っていた方は、少ないと思います。犬のワクチネーションについては、世界動物獣医師会でガイドラインが公表されています。日本では、混合ワクチンは、種類の検討はあっても、何種類にするのかは根拠に乏しいところがありました。何ごとも世界標準がありますが、犬の飼い主さんが知っておくべき情報が入らないことで、飼い主さんの不安が多くなり、犬の健康に有益ではないことが少なくありません。

犬の飼い主さんが知るべき情報のひとつが、犬のワクチネーション・ガイドラインの世界標準です。

●世界小動物獣医師会(WSAVA)ワクチネーションガイドラインについて

WSAVAのポリシーは、「すべての動物にコアワクチンを接種し、ノンコアワクチンについては必要な個体だけに摂取することにより、個々の動物へのワクチン接種回数を減らすことを目指す」と提言されています。(以下WSAVAワクチネーションガイド抜粋)

.灰▲錺チン、ノンコアワクチン、非推奨ワクチンの規定

「コアワクチン」は、世界的に広まっている重大な感染症に対するワクチンのことで、世界中の全ての子犬・成犬に接種するべきワクチンと考えられています。犬のコアワクチンは、「犬ジステンパーウィルス」「犬アデノウィルス」「犬バルボウィルス」の3種類のワクチンです。「狂犬病」は、その地域に流行が認められる場合、法令で狂犬病ワクチン接種が義務付けられている場合は、コアワクチンとする。

「ノンコアワクチン」は、「犬パラインフルエンザウィルス」「ボルデテラ」「ライム病」「レプトスピラ」「犬インフルエンザウィルス」で、すんでいる地理的環境・ライフスタイルから暴露リスクを評価して、リスク/利益比の考え方で個体ごとに判断する。

「非推奨ワクチン」は、「犬コロナウィルス」で使用を正当化する科学的根拠に乏しいものです。

∋匕い砲ける16週以降最終接種

子犬にたいして、8〜9週齢でワクチン接種を開始して、最終14〜16週またはそれ以降、3〜4週間隔で3回のワクチン接種をする。

コアワクチンの成犬における接種間隔3年以上

コアワクチンは、子犬のときの接種が完了したら、12か月後にブースター接種を行う。それ以降は、3年またはそれ以上の間隔で接種する。3年間隔の場合は、1歳、4歳、7歳、10歳。それ以上は不要。

コアワクチンの接種間隔3年以上の理由は、免疫持続期間が何年にもわたり、最長では終生持続することもあること。また、ワクチン接種後有害事象が認められるので、免疫が持続することを条件に、ワクチン接種回数を可能な限り減らすことが求められることがあります。

ぅ錺チン接種にとらわれない「年1回の健康診断」

年1回のワクチン接種は、犬が病気にかかっていなくても動物病院で受診してもらうシステムになっていて、動物病院の収入源としても重要視されてきました、コアワクチン接種が3年以上の間隔をあける場合には、ワクチン接種にとらわれずに、定期的に健康診断を受けて、犬の健康状態を良好に維持していくことが推奨されています。

ゥ錺チン接種後有事事象への取り組み

有事事象は、局地的な組織障害、過敏反応を含む様々な免疫介在性疾患、非免疫性疾患、腫瘍など、ワクチン接種に関連したものだけでなく、因果関係が証明されないものも含まれています。このようなワクチン接種のリスクを低減し、発生した場合の対処を容易にする方法が提示されている。

 

                    ・・・続きます。

 

 

 

author:dogone, category:犬のワクチン接種, 18:47
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