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真夏の犬閑話。検塀鬼新潮のペットフードに関する記事で思うこと)

週刊新潮に、「愛猫、愛犬が食べてはいけないペットフード」が掲載されていました。実名で会社名や商品名も掲載されています。

このような実名入りの記事が出たので、購入したり記事を見た人も多いのではないでしょうか。

 

日本では、「ペットフード安全法」(愛玩動物用飼料の安全性の確保に関する法律)が施行されています。週刊新潮で、問題視しているBHA・BHT、同類でエトキシキンは、一定の量では合法になっていたり、プロピレングルコールは犬では使用が許可されています。したがって、BHA・BHTやプロピレングリコールが使われているドッグフードやおやつは、法律違反ではないことになります。

合成着色料や合成保存料などは、成分規格に入っていません。

 

人間では、食品安全基本法などで、食品の安全性が確保されています。人間が食べる家畜・家禽・魚などの飼料も、飼料安全法などで安全性が確保されています。しかし、犬や猫などのペットは、人間が食べるものではないので、犬や猫の食の安全性が確保できような法律がないのでが現状です。

 

したがって、ドッグフードやおやつで安全なフードは、人間の食品の法律で安全が確保された食品を使っていること、食品添加物を使っているフードしかありません。食肉検査や食鳥検査に合格した食用肉の可食部位(もも肉など)、食用米の可食部、食用油脂など、人間用食品等級(ヒューマングレード)の食品・食材を使ったドッグフードを選ぶと安全です。人間用の食品・食材は、冷蔵や冷凍などで品質が確保されていて、人間の食品のような見た目の色、匂いなどを調整する必要がないので、合成着色料・合成香料や合成調味料などが不要です。また、ドライフードは、水分率が10%以下になっていて乾燥麺や乾燥野菜などと同様の完全乾燥で腐らないので合成防腐剤・合成酸化防止剤も不要で長期保存が可能です。

安全な人間用食品・食材を使っているので、合成添加物が不要になるわけです。おやつも同様で、乾燥させただけ、フリーズドライにものが多いので、水分率が10%未満は合成添加物が不要で長期保存が可能で安全です。

 

一方で、週刊新潮の記事にも出ていたペットフードの危険な原材料は、原材料表示を見ると判断できるようになってきます。ポイントは、具体的な食品・食材の表示がないもので、家畜肉・家禽肉・肉副産物・ミートミール・肉類・動物性タンパク質、魚タンパク質など、何の肉・どこの部位なのか不明な原材料表示のドッグフードは、人間用の食材を使っていないといわれています。ミールは、オートミールがあるように、ミールが危険ではなく、何の肉なのか不明なミートが問題です。同様に、動物性脂肪・植物性脂肪など具体的な油脂類が表示されていないドッグフードは、使用した廃油を使っているといわれています。

トウモロコシ・コーングルテンミール、大豆ミールなどは、コーン油や大豆油の搾りかすを使っている、そもそも消化が悪い、加熱処理していない大豆は鼓脹症の原因になるなどで、人間用食品を使ったドッグフードでは使用していません。

このような人間用の食品に使えない、肉類・魚類や非可食部位、酸化した廃油などは、冷蔵や冷凍されないものも多く、腐敗したり細菌が増殖するので、ホルマリンなど人間では使用不可の殺菌剤、BHA・BHT・エトキシキンなどの合成酸化防止剤や合成保存料、臭いので合成香料、色が悪いので合成着色料、味が悪くて食べないので合成調味料など、原材料が悪いので、合成添加剤が多く必要になってくるので、危険度が増すというのが実態のようです。

 

このような危険なドッグフードは、昔から販売されていて、日本でペットフード安全法ができても、基本は同じ状態が続いています。法律違反ではないだけに、週刊新潮に具体的に危険なペットフードと記事になったフードが、原材料から安全なものになることはないと思われます。また、今回実名が記事になっていないドッグフード・療法食・おやつは、その数十倍もあるので、これも安全なものに変わるとは思えません。

 

残念ながら、ドッグフードや療法食を販売しているような、ペットショップ・ホームセンター・スーパー、獣医師でも、週刊新潮に出ているような危険なドッグフード・おやつを認識している、知識を有する人が非常に少ないのが実態ではないでしょうか。

犬に安全で栄養バランスが良い食生活にすることは、健康上最も重要な生活習慣です。専門的な知識を有する人がいるペットショップ、人間用食品等級を使ったドッグフードやおやつだけを扱っているペットショップは、少ないながらも実存しています。

ドッグワンもそうですが、実店舗にご来店できる方にはご説明もできますし、他府県の方はお電話などで相談を受けて、ご説明をすることもできます。

 

飼い主さん、一人一人が、ドッグフード、おやつの安全性、手づくり食を含めた栄養バランスの知識を深めることが、犬を健康に長生きさせるために、必要不可欠なことではないでしょうか。

 

author:dogone, category:-, 19:22
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