犬の歯&歯茎の健康と栄養。機塀章/歯・歯茎の栄養足りていますか?)

  • 2018.09.23 Sunday
  • 15:30

人間の歯科医のお客様から、子供や高齢者で歯や歯周で治療を受けている人で、低栄養の人が増えていると聞きます。貧富の差、お菓子ばかり食べている、体重を減らすために食事量を少なくしている、高齢になって食事量が減ったなどが主な原因のようです。このような場合、歯や歯茎などの治療だけでなく、食事(栄養)の指導も併用して治療効果をあがているそうです。

 

犬の歯科専門医は非常に少ないので、当店のお客様でも麻酔をして歯石を取る、歯槽膿漏なので歯を抜くなどといわれて、決めかねている飼い主さんが多くいらっしゃいます。

 

過去に、歯が抜けたり、歯や歯周の治療を受けている犬で、共通する事項は、次のようなことがあります。

 

●カルシウム・リン・マグネシウムを制限した、結石の療法食などを食べさせていた。

結石の療法食、他の療法食でも、カルシウム・リン・マグネシウムを制限したフードがあります。いずれもAAFCO栄養基準の下限量ギリギリになっていて、ダイエットなどで食事量を減らすと、カルシウム・リン・マグネシウムが不足して、場合によっえてゃ欠乏症を起こすことがあります。

犬の骨、歯を支えている顎骨も、リン酸カルシウム、リン酸マグネシウムとコラーゲンを主にしてできています。また、歯はリン酸カルシウムでエナメル質や象牙質の多くが構成されています。

カルシウム・リン・マグネシウムの摂取量が少なすぎると、骨がもろくなるので歯を支える力が弱くなり、歯が抜けやすくなるそうです。また、歯が弱くなり、欠けたり、抜ける原因にもなるようです。

 

●犬の体重を減らすために食事量を減らしている。

栄養バランスが良いドッグフード、手づくり食でも食事量が少なすぎると、エネルギー不足、タンパク質不足、ビタミン不足などになりやすくなります。犬の歯周組織は、コラーゲン(タンパク質)でできています。また、顎骨などの強度を保つ、顎骨と歯、歯と歯周組織などをくっつけるのも、コラーゲンが必要です。また、代謝や歯や歯茎の健康には、、多種のビタミンやミネラル成分も関与しています。

このような歯と歯茎、骨をつくる材料がすべて不足していたら、歯や歯茎、顎骨の健康を維持できないので、歯周病や歯が抜けることが多くなるのではないでしょうか。

 

●栄養不足で、免疫力が低下している。

免疫抗体は、主にタンパク質からつくられています。したがって、食事量が少ない、低タンパク質のダイエットフードや高齢犬用フードなどを食べていると、免疫力が低下する可能性があります。

免疫力が低下すると、口内の悪玉菌の増殖を免疫で抑えきれなり、歯周病の原因、症状が悪化する原因になるといわれています。

また、諸説あるようですが、口内と腸内は繋がっていて、腸内悪玉菌が優勢になると、腸内環境が悪化して免疫力が低下し、口内悪玉菌も優勢になって、歯周病などになりやすくなるといわれています。

免疫力が低下していると、膀胱炎、とその細菌感染でストルバイト結石、皮膚炎、外耳炎などにもなりやすくなります。

 

歯ブラシで歯を磨くことは、歯垢を落として歯石がつくにくくするので、歯と歯周の健康の基本であるとは、人間の歯科医さんから聞きました。このような歯ブラシをする習慣がない犬が、歯石をとると、歯のエナメル質が削られているので、傷に歯垢がついてかえって歯石がつくようになるとも聞きました。

 

犬の歯や歯周、顎骨など、体をつくっているのは日々の食事からえる栄養です。食事量が少なすぎる、カルシウム・リン・マグネシウム等を制限したフードを食べている、低タンパク質すぎるフードを食べている。心当たりがある人は、日々の食生活の見直しと、歯ブラシをするように努力をすることが、犬の歯、歯周、顎骨などの健康のために必要不可欠なことではないでしょうか。

 

                   …続きます。

 

 

 

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