犬の混合ワクチン接種の問題点と改善策。

  • 2019.03.13 Wednesday
  • 15:45

日本では、狂犬病のワクチンは1年ごとに接種することが法令で義務付けられています。混合ワクチンは、任意ですが、動物病院で6種、9種などを推奨され、毎年接種している犬が多いようです。7,8年ほど前までは、ほとんどの犬が狂犬病と混合ワクチンを毎年接種しているものだと思っていました。また、ワクチン接種の副作用・副反応も、たいして気にしたこともありませんでした。

しかし、お客様から、犬のワクチン接種の副作用や副反応について、他のお客様から聞いたことがありますか?。といった質問があり、改めてワクチンのことを聞いていたら、ワクチン接種の副作用・副反応で困っていた飼い主さんが何人もいて驚いたことがあります。その後、自分で調べたり、お客様に聞いたりするうちに、犬のワクチン接種の様々な問題が見えてきました。
●犬の混合ワクチン接種の問題点と改善策。
世界各国で、ワクチン接種率が低下して、このままでは感染症を防げない危機的な状況になっているそうです。一方、ワクチン接種の副作用・副反応で、様々な症状・病気の原因になっている可能性も指摘されています。このため、世界小動物獣医師会(WSAVA)では、全ての犬にワクチン接種をしてもらいたい「コアワクチン3種」を3年に1回接種、それ以外の「ノンコアワクチン」は地域事情に応じて1年に1回の接種、など不要なワクチン接種を減らして、副作用・副反応のデメリットを減らすことを提案しています。

日本の獣医さんでも、このような「ワクチンネーションガイドライン」で混合ワクチンの接種を基本的に3年に1回にしているところもあります。しかし、多くはこのようなガイドラインの説明もなく、相変わらず6種、9種、11種などの混合ワクチンから選択するようにいわれるばかりです。

日本でも、混合ワクチンの接種率は20%台といわれることもあります。また、小型犬で7種以上の混合ワクチン接種で、副作用・副反応が多くなるといわれています。動物病院で混合ワクチン、狂犬病のワクチン接種の相談をする前に、基礎的な知識を得て、相談することをお勧めします。
\こ小動物獣医師会(ASAVA)の「ワクチンネーションガイドライン」では、全ての犬にコアワクチンを3年に1回接種し、ノンコアワクチンは地域の実情に応じて接種し、ワクチン接種回数を減らすことで、副作用・副反応を減らすことを目指しています。
犬のコアワクチンは、「犬ジステンパーウィルス(CDV)」、「犬アデノウィルス/犬伝染性肝炎(CAV)」、「犬パルボウィルス(CPV)」の3種です。いずれも感染発症すると、有効な治療法がなく重篤化や致死率が高いので、ワクチンで予防することが推奨されています。

ワクチン接種は、抗体をつくり感染症を予防することが目的です。コアワクチン3種の「予想・免疫抗体持続期間は、生ワクチンで7年以上」といわれています。犬の個体差で、抗体持続期間が短いこともあるので、3年に1回のコアワクチン接種が推奨されています。また、必要に応じて抗体検査をして、個体が持続するようにすることも推奨されています。

▲錺チンネーションガイドラインの目的。

世界的に、ワクチン接種をする犬が少なくなり、感染症が広がると防げないレベルに接種率(20%台)が低下していること。特に、

コアワクチン3種は、世界的に流行する可能性があり、全ての犬にコアワクチンを接種してもらいたい。一方で、ワクチン接種過剰で、副作用や副反応が起きているので、接種の回数を適正にして、ワクチン接種をするメリットが副作用・副反応などのデメリットを上回るようにすることがあります。
F本では、コアワクチン3種の混合ワクチンが製造販売されていない。コアワクチンとノンコアワクチンがセットで、ノンコアワクチンの抗体持続期間が1年以内なので、年1回のワクチン接種が勧められている。
日本では、コアワクチン3種だけの混合ワクチンは、なぜか販売されていません。ジステンパー、アデノウィルス1型、アデノウィルス2型、パルボウィルスの「4種混合ワクチン」が、コアワクチン3種に近いものです。「5種混合ワクチン」は、コアワクチン4種にノンコアワクチンの「パラインフルエンザ」を追加。「6種混合ワクチン」は、さらに非推奨ワクチンの「コロナウィルス」を追加。「7種混合ワクチン以上」、は「レプトセピラ」が追加され、レプトセピラの種類が増えるにつれ9種〜11種〜13種などと混合ワクチンの種類が増えていっています。
「パラインフルエンザ」(ノンコアワクチン)、「コロナウィルス」は、予想免疫個体持続期間が生ワクチンで1年以内。「レプトセピラ」(ノンコアワクチン)は、不活性化で予想免疫抗体持続期間1年以内といわれています。

日本では、5種以上の混合ワクチンに、「コアワクチン」だけでなく、「ノンコアワクチン」や「非推奨ワクチン」がセットになっているので、予想免疫抗体機関が1年以内と短い「ノンコアワクチン」や「非推奨ワクチン」にあわせて、1年に1回の混合ワクチンが推奨されることが多いようです。
Ωい離錺チン接種に伴うの副作用・副反応について
アメリカの「AAHA」(全米動物協会)で、ワクチン接種に伴う副作用・副反応が公表されています。
注射した箇所の副反応・・・注射した箇所の腫れ、腫瘍化肉芽種、痛み、脱毛、虚血性病変
全般的な副反応・・・食欲不振、リンパ節の腫れ、脳炎、多発神経炎、関節炎、発作、異常行動、呼吸変化
アレルギー症状…アナフィラキーシーショック、血小板減少、貧血、皮膚虚血性脈管障害
他…免疫介在性不溶性貧血等
Ш合ワクチンは、コアワクチンを3年以上の間隔をあけて接種する。地域特性やライフスタイルによってノンコアワクチンが必要である場合は、ノンコアワクチンだけを1年ごとに接種する方法を勧めている動物病院もあります。
「コアワクチン3種」は、予想免疫抗体持続期間が7年以上なので、毎年接種しても、保持している免疫に新たな免疫が攻撃されるだけで、免疫が強化されるわけではないようです。ワクチン接種は免疫抗体をつくることが目的なので、本来であれば7年以上の間隔をあけても免疫が持続している可能性があります。

「WSAVAワクチネーションガイドライン」では、3年以上間隔をあけるようになっているのは、「コアワクチン」に「狂犬病」が入っていて、免疫抗体持続期間が3年以上のためといわれています。日本においては、狂犬病は1年ごとの接種が義務付けられていますが、3年の間隔をあけてコアワクチンを接種することで、重症化しやすい・致死率が高い感染症を「コアワクチン」で予防して、ワクチン接種の副作用や副反応を減らすことができます。犬の健康上のメリットが大きく、副作用などのデメリットを少なくすることができる方法です。
「ノンコアワクチン」については、地域やライフスタイル、飼育環境などに応じて、必要性が高ければ、「ノンコアワクチン」や「非推奨ワクチン」だけを、1年に1回接種する方法もあります。これにより、免疫抗体が持続している「コアワクチン」を毎年接種する必要性がなくなり、ワクチン接種の副作用・副反応・後遺症を減らすことができます。
┿瑤ぜ腓気鵑蓮▲錺チンの基礎的な知識を持って、獣医師さんとワクチン接種の計画を相談して、愛犬のワクチネーションを自分で決めるべきではないでしょうか。
ワクチン接種の副作用・副反応は、小型犬、7種以上の混合ワクチンでおきやすいといわれています。ワクチンの種類が多くなるほど、免疫システムが混乱して異常をおこしやすいことは、人間でも4種混合が最多で、1年ごとに4種混合ワクチンなどを接種していないことからもよくわかります。人間でもワクチンの副作用や副反応はあるので、自分の体調を言葉で伝えられない犬には、人間以上にリスクがあると考えれています。
飼い主さんが、ワクチン接種のことで、「コアワクチン」は全ての犬が接種することが推奨されていること。「コアワクチン」接種は、0歳で3回、1歳で1回、4歳で1回、7歳で1回、10歳で1回の、7回のワクチンスケジュールが推奨されています。このようなワクチン接種のガイドラインの説明を獣医師さんに受けた人はほとんどいらっしゃらないようです。
また、犬が病気治療中、薬剤の長期服用、体調不良、高齢で体力が低下している、などのときには、ワクチン接種を延期したり、狂犬病のワクチンを中止する診断書などの相談をすることも大切なことです。
日本の犬も、「コアワクチン」の接種率を高めて、致死率が高く治療法がない感染症を予防する。ワクチン接種スケジュールを見直して、副作用や副反応を減らすことが必要ではないでしょうか。
日本では、狂犬病ワクチン接種率が50%以下、混合ワクチンの接種率は20%台とも言われています。70%以上の接種率でないと、感染症の流行はとめられないといわれているので、ワクチンで予防しないと、治療法が確立されていない致死率が高い、コアワクチンと法令で定められている狂犬病ワクチンは、獣医師さんはもちろん、飼い主さん個々も正しい情報と知識を持って、それぞれの愛犬の年齢や体調、環境に応じて、必要なワクチン接種を必要なときにするようにならないと、自分の犬だけでなく、他の犬や、人間にも感染症を蔓延させる加害者になる可能性があります。

 

 

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< May 2019 >>

selected entries

categories

archives

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM