子犬の育て方。-1(子犬の去勢・避妊手術と、子犬の成長・体の完成、肥満、病気のリスク〉

  • 2019.08.26 Monday
  • 17:44

犬の去勢、避妊は、望まない繁殖を避けることが本来の目的です。現代の日本においては、多くの犬は家庭内で飼育されていて、散歩は飼い主さんと一緒なので、望まない妊娠をすることは普通はありません。しかし、動物病院では、子犬のときに去勢、避妊をすることを推奨している病院が圧倒的多数です。また、犬友達からも、去勢・避妊していないと、去勢や避妊をするべきといわれることが多いと聞きます。

人間では、去勢手術・避妊手術をすることはありませんが、なぜ犬に勧めるのか、しかも成長期の子犬に勧めるのでしょうか。体ができていない子犬に、去勢や避妊をすると、性ホルモンだけでなく、甲状腺ホルモンや成長ホルモンなど、子犬の成長をコントロールしているホルモンのバランスが崩れる可能性が高いといわれています。肥満、犬種らしさ、オスらしさ、メスらしい体格・体形・コートを含めた容姿欠ける、甲状腺機能低下症、クッシング症候群などホルモン系の病気、骨肉腫などの腫瘍のリスク増など、去勢や避妊をすることのデメリットも少なくないようです。

子犬の去勢・避妊は、1回手術すると、元に戻すことができません。まだ手術をしていない子犬は、決断を先延ばししてでも、後悔しないようにするべきです。

●子犬の去勢・避妊手術と、子犬の成長・体の完成、肥満、病気のリスク。

犬を去勢手術、避妊手術をすると、性ホルモンが影響を受けます。人間の子供でも思春期でも、性ホルモンで男らしい体格や容姿、女らしい体格や容姿が形性されます。子犬のときに、去勢・避妊手術をすると、犬種の特徴が薄い容姿、オスの特徴が薄い容姿・メスの特徴が薄い容姿になりやすいのは、性ホルモンのバランスなどの影響と思われます。また、肥満になりやすいのは、オスでは男性ホルモン、メスでは女性ホルモンが体脂肪をコントロールして、オスらしい、メスらしい体形をつくっているからです。

犬を去勢手術する、避妊手術することは、自然の生まれたままではなく、人間の手を加えることです。人間と同じで、生まれた自然なまま育てることが、なぜ悪いのでしょうか。

・去勢・避妊と、子犬の成長と体の完成、性ホルモン・甲状腺ホルモン・成長ホルモンの関係

小型犬・中型犬は、8か月〜10か月ほどで体の成長が鈍化しますが、その後も成長を続けていて2才ほどで体が完成するといわれています。大型犬では、3才、4才ほどで体が完成するといわれています。小型犬・中型犬では、1才で人間の17,18才。2才で23、24才といわれているので、高校生で身長の伸びはほぼ止まり、その後胸の筋肉などが充実して体重も増えて、23才頃に体が完成するのと、近いと思います。

子犬が半年から8か月前後に去勢や避妊の手術をすると、性ホルモンのバランスが変わります。子犬の成長に関与するホルモンは、成長ホルモン、甲状腺ホルモン、性ホルモンなので、成長に関わるホルモンも去勢・避妊で何等かの影響を受けるようです。成長ホルモンは、体の成長だけでなく、バランス良く成長を止める働きもします。成長ホルモンが何かの影響を受けると、胴が長すぎる、足が短すぎる、胸骨の形が不ぞろいなど、体形が悪い、骨・関節の形成不全、体格が小さすぎるなどの犬になる可能性があります。

また、性ホルモンのバランスが崩れると、オスらしい体格、体形、毛量・毛の長さなどの容姿にならずに、中性やメスのような容姿になります。メスも、同様です。

ショードッグは、もちろん去勢や避妊をしていません。スタンダードらしい容姿、性質は、去勢や避妊手術をしないことで完成すると思われます。もし、病気などの心配がどうしてもあるならば、犬の体が完成してからでも遅くはないのではないでしょうか。

・去勢・避妊と、肥満の関係

オスは、男性ホルモンで余計な体脂肪がつかないように制御されています。メスは、女性ホルモンで同様に制御されています。去勢・避妊手術で、性ホルモンが減少したり、バランスが崩れると、体脂肪を制御できなくなるので、オス、メスに関わらず体脂肪が増えて肥満になりやすくなるといわれています。成長期の犬が、去勢・避妊手術して、肥満にならないように食事量を減らすことは、成長に必要な栄養が不足して、成長不良になるので、この意味でも大きなデメリットといえます。

そもそも、肥満は体重が多いことではなく、体脂肪が多すぎることです。去勢や避妊をして、体脂肪が増えやすい体質にして、体重が増えないように、栄養が偏ったダイエットフードにしたり、食事量を減らすことは、子犬が成犬になって、高齢犬になるまで、健康を妨げる最大のリスクになってしまいます。

・去勢・肥満と、ガンなどの病気リスク増の関係

海外の研究論文では、骨肉腫・血管肉腫・甲状腺機能低下症などなどのリスクが高くなる論文も公表されているようです。日本では、去勢・避妊した犬のグループ、していないグループ別の、病気や死亡原因のデータや論文があるのか、ないのか、よくわかりません。

去勢・避妊で、防げる病気だけでなく、病気のリスクが高くなる病気があるのであれば、どちらのほうが、メリットがあるのかを提示してもらって、飼い主が自分で判断するものと思います。

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