犬も予防医学的な考え方を。-3(補足/犬の予防医学を台無しにしているもの)

  • 2019.11.06 Wednesday
  • 16:01

犬の予防医学的な考え方で、影響が一番大きいのは食生活と考えられます。犬の食生活を乱す、悪くする最大の原因は、犬の体重を維持する、減らす為に、食事量を少なくしている飼い主さんが多いことです。

 

ドッグフードを選ぶときに、人間用食品等級の安全な食用肉・食用玄米・食用油脂を使ったフードで、犬にとって栄養バランスが良いフードを選んでいても、食事量が少なすぎると、栄養不足になってしまいます。

 

犬が栄養不足になると、体を動かすエネルギーの糖質や脂質が不足して、不足したエネルギー源を補うために、本来は体をつくる役割をするタンパク質をエネルギー源にするために、タンパク質が不足することになります。犬の筋肉・内臓・血管・皮膚・被毛、ホルモン・免疫抗体・酵素などを創っているのは、主にタンパク質なので、筋肉が落ちて、足腰の関節に負担がかかる、内臓機能が低下したり、血管がもろくなる、皮膚疾患になりやすくなる、被毛の艶がなくなる、ホルモン機能低下、感染症になりやすくなる、消化不良などになりやすくなります。

 

また、栄養不足が続くと、体脂肪のエネルギーを使うので、体脂肪も少なくなります。

犬に食べ物を十分に与えないと、栄養不足になって痩せて体重は減ります。しかし、このような間違ったダイエットは、栄養バランスが良い食事を適量食べることに反していて、上記のような病気やケガなどの原因を増やして、犬を不健康にする原因になるだけです。

 

人間でも、90才になっても健康な人ほど、肉や魚や卵などを、朝、昼、晩を良く食べ、また野菜や果物も良く食べているといわれています。日本人の食事摂取基準をみるとわかりますが、肉・魚などのタンパク質と脂質、野菜や果物や改装などのビタミン・ミネラルは、中学生から75才ほどまで推奨摂取量はほとんど変わりません。年齢や体力などに応じて変えたほうが良いのは、ご飯・麺類・パンなどの糖質類だけです。糖質は、体を動かすエネルギー源になる栄養素なので、シニア以降筋肉量が減少して基礎代謝が下がる、運動(活動)量が減少するので、減った分だけ主食のご飯などを減らすことが正解です。

 

犬は、栄養バランスが人間とは違いますが、栄養素の働きは同じです。犬の体重を減らす為に、食事量を減らすことは馬鹿げたことです。最初にするべきは、運動不足の可能性がある犬は、毎日朝晩散歩をする、少しづつ散歩の時間を増やす。フードを2/3以下にしないと体重が増えるのであれば、目標の体重が間違っている可能性があります。そもそも、動物病院では犬の身体の測定をしていないので、体格や体形の把握ができていません。体格が大きい、胸周りがある筋肉が発達した犬は、体重が多くなります。

動物病院で、体格を計測しないのであれば、飼い主さんが自分で、犬の背丈、胸周り、胴周り、首周り、体高を計測して、体重と一緒に計測していると、推移がわかるので、皮下脂肪が増えたなどがわかるようになります。

 

そもそも、犬の健康を脅かす肥満は、体重が多いことではなく、体脂肪が多いことです。犬の体重を、動物園が言い出した体重にしても、体脂肪が減らないと肥満が解消されたことにはなりません。

犬の体格や体形を定期的に計測する。犬の食事は、低タンパク質・低脂肪・高糖質・の100gのカロリーが少ないだけのダイエットフードではなく、タンパク質22 〜28%、脂質10〜15%、糖質35〜45%前後の栄養バランスが良いフードを選び、適量を規則正しく食べる。朝晩、毎日散歩をする。このような生活習慣にして、数か月後の体重がベストな体重になるはずです。

 

犬の予防医学的な考え方は、食生活、運動などの生活習慣を改善することで、生活習慣病をはじめ多くの病気やケガを予防して、健康で長生きすることを目指すものです。犬の体重を減らす為に、食事量を減らすことは、病気の原因をつくつだけなので、飼い主さんが自分の判断で、愛犬の健康を守ってやることが必要です。

 

 

 

 

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