晩秋から冬に気をつけたい、犬の健康管理。-2(犬の生活習慣を改善して、脳卒中を予防。)

  • 2019.11.13 Wednesday
  • 14:40

脳卒中は、脳血管が破れる脳出血と、脳血管が詰まる脳梗塞があります。犬は、人間に比べて脳卒中は少ないといわれていますが、MRIなどで脳出血・脳梗塞と診断されることが少ないだけで、突然死を含めて犬にも多く発生している可能性があるといわれています。脳卒中は、血管の動脈硬化、高血圧、脂質異常症(高脂血症)、肥満、水分摂取量が少ない、などが原因になっているといわれています。犬は、血圧測定は一般的ではありませんが、コレステロール値が高い、中性脂肪値が高い、体脂肪が多い肥満や内臓脂肪過多(メタボ)、水分摂取量が少なすぎる、運動不足などの犬は、食生活や運動などの生活習慣を見直して改善することで、人間同様に脳卒中のリスクを下げて予防することができるといわれています。

●犬の生活習慣を改善して、脳卒中を予防。

人間では、脳出血は冬の寒い時に起こりやすく、脳梗塞は夏に体内の水分が汗で失われて血液が濃くなったときに置きやすいといわれています。犬は、夏に汗で水分が失われることはないので、脳出血も脳梗塞も、寒い冬に外と外気、部屋間の気温差などで起きやすいといわれています。

―斉霎がある丈夫な血管は、良質なタンパク質を適量摂取する必要があります。

脳出血は、脳の血管が破れて出血することで起きます。栄養バランスが良いフードを食べていても、食事量が不足すると、血管をつくるタンパク質が不足して、血管がもろくなって破れやすくなります。良質なタンパク質は、肉・魚・卵など、タンパク質に含まれるアミノ酸が100%使えるもので、筋肉・内臓・血管などを創る材料になります。肉・魚を中心に、ドライフードではタンパク質が22〜28%前後が多すぎず、少なすぎず、適量摂取しやすいといわれています。タンパク質を制限した療法食、タンパク質源が、トウモロコシ・小麦・米などの穀類のフード、ダイエットフード・シニア犬用フード・など低タンパク質のフードは、血管をつくる材料のタンパク質が不足しやすいので、脆弱な血管になりやすいといわれています。

不飽和脂肪酸をバランス良く摂取して、コレステロール、中性脂肪値を下げる。

肉が多すぎるドッグフード、肉系のおやつの食べ過ぎ、肉のトッピングの量が多いなどは、動物性脂肪過多になりやすく、コレステロール・中性脂肪が多くなって、動脈硬化が起きやすくなります。

オリーブオイル、キャノーラオイルは、血液中のコレステロールを低下させて動脈硬化を予防する働きがあります。また、青背魚、マグロは、中性脂肪を低下させるなどの働きがあります。いずれも動脈硬化を不正ぐ働きがあるので、動物性脂肪だけでなく、不飽和脂肪酸がバランス良く摂取できるドッグフードを選ぶべきです。

1分を摂りすぎないようにして、高血圧を防ぐ。

塩分を摂りすぎると、高血圧になりやすくなり、脳出血、脳梗塞、心筋梗塞などの原因になるといわれています。結石の療法食などを除くと、ドッグフードだけで塩分過剰になることは少ないといわれています。多くの場合は、人間が食べる焼き鳥、唐揚げ、パン、お菓子など塩分が多いものを食べていることが原因です。また、手づくり食で、味が薄いから塩分を加えている人がいるので、塩分過剰の原因になります。

ぬ邵據海藻、果物、果実を食べさせて、肥満予防、動脈硬化予防と、高血圧予防。

野菜、海藻、果物、果実などは、ビタミンや食物繊維、フィトケミカルの成分を多く含んでいます。エネルギー(カロリー)が少ないので、食欲旺盛な犬には食事量を増やす効果があり、ビタミンA・C・Eやフィトケミカルなど抗酸化力が高く、動脈硬化を予防する効果があります。また、カリウムが豊富なので、ナトリウムを体外に排出して、高血圧を防ぐ効果があります。

ドライフードは、野菜、海藻、果実などを原材料にしているはフードを選び、トッピングやおやつに旬の野菜や果物を食べさせるなどすると、効果的です。

ニ萋、朝夕散歩をする習慣にして、肥満を予防する。

肥満は、体重が多いことではなく、体脂肪が多すぎることです。体重を減らす、維持するために、食事量を減らすのは間違ったダイエットです。体脂肪が多すぎる、内臓脂肪過多のメタボは、動脈硬化の危険因子で、脳卒中の危険因子でもあります。

毎日、朝夕散歩をすることで、中性脂肪が適正になりやすくなり、体脂肪やメタボが改善して、肥満を解消、肥満予防になります。食事と運動は、肥満予防の両輪です。

水分摂取量が少ない犬は、水を飲むように工夫をして、血液が濃くならないようにする。

血液の水分が少なすぎると、血栓ができやすくなり脳梗塞になりやすいといわれています。犬の1日の水分摂取量の目安は、1日の総摂取エネルギー量の数値を、mlに換算したものが目安になります。1日に、360kcal/100gのダライフードを、50g食べるのが標準の犬は、1日の総摂取エネルギー量が180kcalになるので、水分摂取量の目安が180mlになります。1日の水分摂取量(食事以外)が、標準量よりも大幅に下回っている場合は、血液の水分量が少なく、濃い血液になっている可能性があります。ストルバイト結石やシュウ酸カルシウム結石ができたことがある犬は、水分摂取量不足が主な原因なので、水分摂取量を確認して、改善する必要があります。

水分摂取量が少ない犬は、水にジャーキーなどをフリカケ状にしたものを、水に加えて味や香りをつけると飲む犬が大半です。

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